電子メールが届く仕組み

文章を書いて、相手のアドレスを指定して「送信」ボタンを押すと世界中のどこにでもメールが届くシステムを不思議に思ったことがありませんか?
そのイメージを説明してくれる美しい動画がありましたので、ご紹介します。

– そ れ は メ ー ル を 届 け る た め の 一 瞬 の 物 語 –

メールを送ったり、Webサイトにアクセスしたりする際に使われる「DNS (ドメインネームシステム)」
という仕組みをムービーを交えて紹介しています。
メールを届けるために必要な数字を探して奔走する、黒猫の冒険をぜひご覧ください。

クロネコはメールアドレスに書かれていた「jp」を頼りに、インターネット上のいろんな人に「jp」はどこですかと尋ね歩きます。(言葉は発しませんが)
「jp」を知ってるよあっちの方だよと、さまざまな人に導かれて「jp」行きの舟に乗せられます。(鰹節じゃないんです)
そして日本の少女のもとにメールが届けられます。

遠い異国からの電子メールもペンが床に落ちるまでのほんの一瞬で相手に届きます。
「なんだかよくわからなかったなぁ」という方も、そこだけ押さえられれば電子メールの事をかなり理解できていると思います。
配達人がクロネコという点はちょっと洒落がきいていますね。日本の企業が作成した動画ならではかもしれません。

少しだけ補足して説明すると、メールアドレスの最後に「jp」のつく方が多いと思いますが、この部分がエアメールの封筒に書く「JAPAN」と同じ役割を果たしています。
外国から手紙を受け取る場合、まず手紙の宛名に書かれている「JAPAN」の部分を頼りに日本行きの飛行機に乗せられます。
これは、クロネコが乗った鰹節みたいな舟の役割と似ていますね。
その後「都道府県名」「市区町村名」などいくつもの中継点を経て地方別に振り分けられて手元に届くわけですが、最近ではバーコード一本にその情報が入っている場合もありますね。
実はメールアドレスも、ひとつずつの英数字を読み取っているわけではなく、このバーコードと同じように特定の数字に置き換えて瞬時にどこの誰それ宛てのメールと判断されています。

「わたしのメールアドレスはjpじゃなくてcomで終わってるよ」という方もいらっしゃると思いますが、そのメールアドレスも「日本の誰それ」とわかる数字に置き換えられているのです。
わかっていてもやっぱりメールの届く仕組みは不思議に思えますね。

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