六次の隔たり(ろくじのへだたり)

Six degrees of separation
By Laurens van Lieshout (User:LaurensvanLieshout) (Own work) [GFDL or CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons

パソコンだけでなく、スマホやタブレットが普及したおかげで老若男女がインターネットを利用して様々な情報を取り出したり発信したりすることが容易な時代になりました。

気軽に情報を検索して、「あぁ、この情報は役立つ、便利だ、他の人にも教えてあげよう」と気軽にTwitterやFacebookに投稿すると、あっという間に世界中に広がってしまうわけですが、その内容が著作権などで守られていた場合や誤りがあった場合、とても重大なことにつながってしまうかも知れません。

「ごくごく内輪だけでつぶやいているし、炎上なんて、自分には縁がないことだわ。」
「どうしてインターネット上の噂やつぶやきがあっという間に広がってしまうのだろう。」と思う方も多いようですが、ここで「六次の隔たり」という言葉を考えてみましょう。

「六次の隔たり」とは、知り合いの知り合い、そのまた知り合い…と、知り合いを6人つなげていけば世界中の人とつながるという考え方です。

これに類似した「スモール・ワールド現象(スモールワールドげんしょう)」という考え方もあります。
「たった6人で世界中の人とつながる」というと驚かれるかもしれませんが、知り合い同士のつながりを前面に押しているFacebookはさらに少ない「3.5次の隔たり」であるという調査内容を公開しています。

六次の隔たり(ろくじのへだたり、Six Degrees of Separation)とは、全ての人や物事は6ステップ以内で繋がっていて、友達の友達…を介して世界中の人々と間接的な知り合いになることができる、という仮説。多くの人数からなる世界が比較的少ない人数を介して繋がるスモール・ワールド現象の一例とされる。SNSに代表されるいくつかのネットワークサービスはこの仮説が下地になっている。

出典:Wikipedia:六次の隔たり(検索日:2016/12/19)

ネット炎上や誤った情報の拡散を防ぎ、自分自身を守るために

  • 例え仮名でも自分や他人の個人情報は公開しない
    • 匿名やハンドルネームを使っていてもネットに詳しい人は過去の投稿内容、つながりのある知り合いの投稿内容などから本名や住所などをつきとめてきます。
  • 有名人や一般の人や企業のSNSに不適切なコメントを書き込まない
    • 深夜や酔った勢いやその場のノリで書き込んでしまわないことです。
  • 不確かな情報は安易に投稿しない
    • 「この内容と同じ文章を3人に送れば、あなたは幸せになります」「この画像をコピーして友達に送れば願い事が叶います」などの幸福の手紙やチェーンメールなどはあっという間に広がります。

たとえ自分が友だち以外には非公開にしていたとしても、友だちの誰かが、別の誰かに情報を送信しないとは限りません。

ほんの6人程度の知り合いが共有する情報が世界中に拡散されてしまったり、何気ない書き込みが炎上したり、なんとも恐ろしい世界だと不安に思う方もあると思いますが、ルールやマナーを守って使えばインターネットほど便利なものはありません。

久しぶりに出会ったお友だちとLINEを交換したり、Facebookに誘ったり、地元の名店を紹介したり、穏やかで楽しいお正月休みをお迎えくださることをお祈りしています。

Wikipedia
六次の隔たりスモール・ワールド現象

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ニュースリリース Three and a half degrees of separation

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