一人ひとりに合わせて

一人ひとりに合わせて、「今できること」から始める。

今年から、当スクールではフリースクールを開設しました。
当スクールのことをよく知ってくださっている方には、きっと伝わっていると思います。
**「一人ひとりに合わせて、ここまで細かく学習メニューを組んでいるんだ」**ということを。
当スクールのフリースクールでは、すべて1対1の完全個別指導です。

「今、どこまでできるのか」
「何なら取り組めそうなのか」
「これからどうしていきたいのか」

一人ひとりの状況や目標を見ながら、教科やコマ数、学習内容をその都度考えていきます。

最初から無理にたくさん勉強する必要はありません。まずは「できること」から。そして、少しずつ「できること」を増やしていく。

実は、昨年までにも、今のフリースクールの形に近い学び方をしていた生徒たちがいました。「もっと早く、このフリースクールを開設してあげることができていたら……」

昨年の卒業生たちを思い出すと、そんな思いが少し残ります。
ここでは、実際の卒業生の例をご紹介します。

Aくんの場合
受験に向けて、少しずつ学習量を増やしていったケース
中学1年生の頃から不登校気味だった中学3年生のAくん。
最初は数学から始めました。

まずは、**「数学1コマ+1コマ自習/週」という無理のないスタート。少しずつ学習に取り組めるようになり、1学期後半からは、「数学2コマ+英語2コマ/週」**に変更。受験を意識した学習に取り組み始めました。

夏休みには、夏期講習として8月にプラス12コマを追加。

そして2学期になり、志望校が固まり始めると、さらに意欲が高まり、「数学2コマ+英語2コマ+社会1コマ+理科1コマ/週」と、5教科を意識した受験対策へ。

自分の目標が見えてくるにつれて、学習への取り組み方も大きく変わっていきました。そして、見事に志望していた私立高校に合格!

最初からたくさん勉強するのではなく、その時のAくんにできることから始め、少しずつ学習量を増やしていったことが、最後の頑張りにつながったのだと思います。

Bさんの場合
少ない学習量でも、継続して進学につなげたケース

小学校高学年から不登校気味だったBさん。
中学2年生から当スクールに通い始めました。

最初は、**「数学1コマ/週」からのスタート。
その後、本人の状況や希望に合わせて、数学から「英語1コマ/週」**へ変更しました。

無理に学習量を増やすことはせず、本人が取り組めるペースを大切にしながら、コツコツと学習を続けました。

そして、かねてから希望していた通信制高校への進学が決定!
中学3年生の3月まで、最後までコツコツと通ってくれました。

「たくさん勉強すること」だけが正解ではありません。
その子にとって無理のないペースで、学習を続けられる環境をつくることも大切なのだと、Bさんを通して改めて感じました。

Cさんの場合
「勉強すること」そのものが難しい状態からスタートしたケース

Cさんは、中学1年生の頃から学校に行けない日が増え、勉強にもほとんど手をつけられない状態でした。

中学3年生で入塾。最初から「学校の勉強をどんどん進めよう」とは考えず、まずは塾に来て、決められた時間を過ごすことからスタートしました。最初は、**「数学1コマ/週」**だけ。

その時間も、学校の進度に合わせた勉強だけではなく、本人が取り組みやすい復習内容を選びながら進めました。
少しずつ「ここなら勉強できる」という感覚ができてくると、学習時間を少しずつ増やし、苦手だった教科にも取り組めるようになりました。

さらに、本人から「高校のことを考えたい」「この教科はもう少し頑張りたい」という言葉が出るようになり、そこから高校受験を意識した学習へ。「数学1コマ+英語1コマ/週」

最初は「勉強すること」そのものが難しかったCさんが、少しずつ自分の目標を持ち、自分から学習に向かえるようになっていきました。

そして、自ら希望した通信制高校へ進学。しかも、選んだのは週5日登校するコースでした。今では、さらなる目標に向かって、高校生活を楽しんでいるそうです。

大切なのは、「その子に合った学び方」を見つけること
私たちが大切にしているのは、「何時間勉強させるか」ではありません。
その子にとって、今、何が必要なのか。
そして、どうすれば「やってみよう」と思えるのか。

Aくん、Bさん、Cさん。
3人とも、スタート地点も、学習量も、目標も、それぞれ違いました。

だからこそ、同じやり方を全員に当てはめるのではなく、一人ひとりに合わせて、その子に合った学び方を一緒につくっていく。
それが、私たちが大切にしているフリースクールの形です。

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